デュタステリドが絶対に安全だとは医師としては言い切ることはできません。
デュタステリドは男性ホルモンに関与する治療薬ですので、妊婦である女性が触れた場合、胎児への男性機能の成長に問題が生じる可能性があります。妊婦、あるいは妊娠の可能性がある女性が触ってしまった場合は、直ちに石鹸や流水で洗い流してください。
私個人のお話ですと、私はデュタステリドを内服しながら妊活を行いました。
インターネット上には個人輸入のデュタステリド(ザガーロ)も出回っており、簡単かつ安価に入手できてしまうのが現状です。しかし、個人輸入の治療薬は品質・有効性・安全性が一切保証されていません。
自毛植毛に関してはガイドラインで「行うよう勧める」と書かれていますが、100万円以上かかることもありコスト面での負担がとても大きくなっています。そのため、気軽にできる治療とは言いがたいでしょう。
①ザガーロで性欲が落ちて、子作り行為ができにくくなるのではないのか?
デュタステリドの服用中も妊活を続けたい方や、AGAの治療中も性機能を保ちたい方は、お気軽にご相談ください。
いうまでもないかもしれませんが、ザガーロを安全に使用するためには、容量・用法を守ることが大切です。ザガーロには有効成分のデュタステリドの含有量が0.1mgのものと0.5mgのものがあります。成人男性の場合、通常は0.1mgのものは1日1回、服用します。専門の医師の判断のもと、必要であれば0.5mgのものを1日1回服用してください。
服用の際の注意点としては、カプセルの内容物が口内や喉の粘膜を刺激することがあるため、カプセルは噛んだり開けたりせずに服用しなければなりません。また、ザガーロは継続して使用する必要があります。人によっては投与開始後12週間で改善が認められることもありますが、通常は6か月間の服用が必要となります。また、6か月異常服用してもAGAの改善がみられない場合には、専門の医師の判断のもとで中止・または継続服用を検討すべきです。
また、この他にも以下の注意点があります。
デュタステリドやフィナステリドの副作用に性的欲求の減少やEDがあるのです。
また、デュタステリドの副作用として、性欲減退や勃起不全などの症状が見られる場合には、ED治療薬を処方する方法もあります。
デュタステリドとフィナステリドは共に厚労省の許可を受けている男性型脱毛症(AGA)の治療薬の主成分の名称です。共にヘアサイクルを正常化し抜け毛を抑制する為に用います。しかし、その作用機序に大きな違いがあります。デュタステリドは5αリダクターゼの「Ⅰ型」「Ⅱ型」の働きを阻害し、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を阻害しますが、フィナステリドは5αリダクターゼの「Ⅰ型」のみ阻害します。
ここでは、デュタステリドの服用が妊活を妨げる理由について解説していきます。
デュタステリド(ザガーロ)は安全性の高い薬ですが、知識として押さえておくようにしましょう。
AGA治療薬であるザガーロ(デュタステリド)の、主な副作用として性機能の低下などが挙げられます。症状としては勃起不全や性欲の減退、精液の減少などがあります。以下に副作用の発生頻度や症状をまとめています。
ザガーロ(デュタステリド)を女性や子供に使用することはできません。
AGAの治療方法には、ザガーロやプロペシア、ミノキシジルなどの投薬方法以外に、注射や自毛植毛などの方法もあります。しかし、これらの方法は積極的に行われているものではありません。
プロペシアも「」で「強く勧める」とされているAGA治療薬です。
上記の通り、ザガーロによるAGA治療によって、いくつかの副作用が起こる可能性があります。では、その頻度はどの程度なのでしょう? 国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験(2010~2012年)において、臨床検査値異常を含む副作用の発現率は557例の内、95例で、17.1%となっています。その中でも、特に高い割合を占めているのが、先ほどもご紹介した性機能障害です。もっとも多かったのが勃起不全(ED)で、4.3%。日本人に限定すると5.0%となっています。次いで、リビドー減退(性欲減退)が3.9%、精液量減少が1.3%となっています。発現率が1%未満の副作用としては、発疹、頭痛、抑うつ気分、乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房不快感)、腹部不快感などが報告されています。
そして、頻度不明の起こりうる副作用としては、蕁麻疹、アレルギー反応、瘙痒症、限局性浮腫、血管浮腫、浮腫性めまい、味覚異常、精巣痛、精巣腫脹、脱毛症(主に体毛脱落)、多毛症、腹痛、下痢、倦怠感、血中クレアチンホスホキナーゼ増加などが挙げられます。
17.1%というと、かなりの高い割合に思えるかもしれませんが、軽微なものも含まれており、逆に重篤な副作用起こったという報告は稀です。特に重篤な副作用としては、先ほどもご紹介しましたが、肝機能障害や黄疸が挙げられます。こちらも発生頻度は不明となっていますが、稀なケースであると考えていいでしょう。
確かにザガーロを服用することによって副作用が引き起こされる可能性はありますが、容量や用法を守って正しく使用すれば、安全に使用することができます。とはいえ、副作用が起こる可能性はゼロではありませんので、専門のクリニックなどで医師による指導に従って使用するようにしましょう。そうすることで、ザガーロの安全性や効果をより高めることができます。
となっています。女性がデュタステリドを服用しても、AGAの効果は期待できません。
デュタステリドの使用中は副作用があらわれる可能性がありますが、多くの場合は使用を中止すると症状が見られなくなるでしょう。
ザガーロ(デュタステリド)は医師の処方が必要な医療用医薬品です。
初期脱毛があまりにも多くて気になる場合には、早めに医師に相談しましょう。医療機関で初期脱毛について相談すると、プロペシア(フィナステリド)やミノキシジルなど、ザガーロ以外の治療法を提案してもらえる場合があります。特に、プロペシアは医師の処方がなければ入手できないため、医師への相談は有効だといえます。
イースト駅前クリニックなら、最寄り駅から徒歩3分の場所に位置しているため、仕事の帰りなどに立ち寄えるためおすすめです。
そうすることで、AGAの治療と妊活を並行して進めることができるようになります。
乳がんのリスクが高まるという噂は、海外でのザガーロの成分デュタステリド臨床試験の結果から広がった誤った情報だと考えられます。
臨床試験での4,000例の前立腺肥大症患者の対象のうち、3例の乳がんが報告されたためですが、 実際に2例はデュタステリドの投与があったものの、1例は偽薬(投与されていない)でした。
結論をお話すると、フィナステリド服用中の男性患者が妊活をしても、。
デュタステリドを飲むと体毛が薄くなることがあります。作用機序でも触れましたが、デュタステリドは5αリダクターゼの「I型」と「II型」を阻害し、ジヒドロテストステロンの生成を抑制することで抜け毛を予防します。ジヒドロテストステロンは男性的な体つきに成長するための男性ホルモンですので、デュタステリドを内服すると体毛が薄くなったり、性欲が減退することが起こる可能性があります。
フィナステリドを配合しているAGA治療薬としては、プロペシアが有名です。
ザガーロの服用を続けるかどうかは個人の自由ですが、やめたら治療前の状態へと徐々に戻っていくことは覚悟しておきましょう。
デュタステリドを配合しているAGA治療薬としては、ザガーロが有名です。
AGA治療でデュタステリドを服用しようと考えているのであれば、今回紹介したような副作用のリスクがあるということや、妊活などへの影響があるということを考慮した上で服用を検討することが大切です。
服用中で妊活に入る場合は中止して3カ月間空けてから始めるようにしましょう。 また、女性においてはデュタステリドの服用は禁止されています。
しかしデュタステリドが持つ副作用によって、妊活への影響が起こる可能性はあります。
では男性は妊活の際に薬を内服してもいいかというと、薬の内服自体は継続 ..
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子作り中の方、特に不妊治療中の方は服用を控えましょう。 デュタステリドの効果が現れる期間
男性ホルモンであるテストステロンが、5α還元酵素と呼ばれる触媒によってより強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンが産生されることで、ヘアサイクルに異変をきたし、薄毛が助長されることが分かっているのです。
デュタステリド(ザガーロ)の効果とは?副作用や注意点も徹底解説
あくまでも「服用している間だけAGAの進行を止める薬」なので、やめればまた元に戻ってしまうのです。
【まとめ】デュタステリドは胎児奇形に影響はない、ただし副作用に注意! ..
ですから妊活を考えているのであれば、デュタステリドと同様に妊活中だけフィナステリドの服用をやめるのも方法の1つです。